日本企業のサラリーマンの残業がなくならない理由

会社

現在、製造業の大企業で5年以上働いています。残業は月に40時間程度です。他の会社や違う働き方をしている人と比べ特段残業が多いというわけではありませんが、残業が減らない理由を考えてみました。

自分の会社は典型的な日本の大企業です。今まで働いた経験から考えたものですが、大体の日本企業にあてはまるんじゃないかと思います。

日本企業の残業時間がなくならない理由

  • 選択と集中ができていない
  • 仕事にかかる時間を把握できていない
  • ルールや書類が多すぎる
  • 報連相ができていない

選択と集中ができていない

仕事を大きく分けるとやったほうがいいこと、やらなくていいことがありますが、基本的にやったほうがいいことを全てやろうとします。

やったほうがいいと言う理由だけで仕事をしていたら切りがありません。

やったほうがいいことの中にも絶対にやるべきこと、絶対ではないがやったほうがいいことなど優先度に違いがあるはずです。

習い事をいくつも掛け持ちして、学校の勉強ができていない子がいたらどうしますか?

習い事を減らすよう助言しますよね。

パソコンが負荷がかかりすぎて処理落ちしたらどうしますか?

タスクを減らして不要なデータを削除しますよね。

そのぐらいのこともできていません。

仕事にかかる時間を把握できていない

部門のトップ的な人間が〇〇をやりなさい、と一言で指示してくることがありますが、それをやるための具体的な手順や手間を全く考慮していません。具体的に考えていくと非常に膨大な手間と人手がかかる場合があります。

いつものルーティーンの中での仕事だと進むのですが、ルーティーンから外れた仕事は一気に進みづらくなります。どうやってやるのか、誰がやるのか、どれくらいコストがかかるのか。考えるだけでも一苦労です。

ルールや書類が多すぎる

ルールや書類が非常に多いうえ、どんどん増え続けています。

企業は何か問題がおきるとそれ自体を禁止するか、チェックするためのルールをつくります。

それらは一度できてしまうと廃止することはありません。

ルールや書類が多すぎて期限に間に合わず、結局ルールを無視したり書類提出が後回しになって進行する、というのをよく目の当たりにします。

守れないルールを作り暗黙の了解で守らずに仕事を行う。これでは本当に重要なルールも無視されるようになります。

じゃあルールを変えればいいじゃないか、と思うかもしれませんがこれも一筋縄では行きません。

変えるのも、説明や手間がいります。一度ルールを作ってしまうと無駄だから無くそうと言える人はいないです。

報連相ができていない

仕事が間に合わないと判断したとき、即座にSOSを出すようにしていけば、仕事の振り方も変わってくるかもしれません。

しかし、自分含め周りを見ていてもきっちりこれが出来る人はサラリーマンには少ないです。

全く不可能な納期(3日かかる仕事に対して2日間は不在、1か月かかるものを1週間の納期)であればできませんと言えるでしょう。

しかし、中途半端に厳しい納期だとなかなか言えなくなってきます。

残業すればなんとかなりそう、頼み込めば間に合う、他の仕事を遅らせればできる、仕事の質を落とせば間に合う、

などという逃げ道がある場合なかなか言えません。最初は些細な仕事で連絡せずに処理します。しかしその癖がつくと徐々に大きな仕事でもそれを繰り返すようになります。

サラリーマンは主張できない人が多い

自分含めサラリーマンとして、会社の命令に従い、勤務を続けらる人はこの傾向が強いと思います。人に迷惑をかかることを嫌がってしまうというか。

そもそも日本企業のシステムってこういった日本人の人に迷惑をかけたくないという特性をついたところが非常に多いように見受けられます。

  • 給料は一律なのにノルマ、目標の達成を強いられる
  • 一括採用で仕事の内容・配属は会社がほぼ勝手に決める
  • 何もできない社員も有能な社員も同じ待遇

課題や目標に対して、達成したところで自分にメリットがあまりなくても、みんなすごく頑張ります。 悪い意味で平等で、学校みたいなシステムです。

こういうシステムに疑問をもたない人は空気を読んだり人に迷惑をかけたくないと考えることが多いと思います。

残業をなくすには

以上をふまえ自分が思う、残業をなくすために必要なことは以下のことだと思います。

  1. 相談しやすい環境を作る
  2. 仕事のやり方、ルールを簡単に変えられるようにする

相談しやすい環境を作る

小さなSOSでも通る環境を作るべきです。実態は問題を打ち上げると人に迷惑がかかる、余計な仕事が増えるなど、逆に面倒が起きるという場合が多いです。

こういう障壁を取り除かないと風通しが悪くなり相談ができるようにはなりません。

会社側はSOSに聞く耳を持ち、仕事の取捨選択をしっかり行うべきです。

これは会社と従業員のコミュニケーションと言えます。お互いにしっかりとコミュニケーションがとれることで残業がなくなるはずです。

それから企業は成長が絶対です。前年度より好成績が求められます。売上、原価低減活動など。部門、工場、各管理職、担当にノルマがあり、がんじがらめです。下からの打ち上げ受け入れるにはこれらのノルマの未達も受け入れる必要があります。

仕事のやり方、ルールを簡単に変えられるようにする

大企業は仕事のやり方が非常にめんどくさいです。事前の申請、大量の書類など。さらに何か問題が起きると、その問題を回避するために新たな書類で解決するため、書類、ルールが増え続けます。

どうでもいいルール、守れないルールもどんどんできます。

ルール、書類ができること自体はいいのですが、なるべくシンプルで手間のかからないルール、書類を作るべきです。それから駄目なら駄目で即撤廃するべきです。現実は一度できてしまうとなくなりません。(誰も守らないのになくなりもせず、消えもしない書類・ルールが大量にあります・・・)

守る必要があり、守れるようなルールを作っていくべきです。

まとめ

残業がなくならない考えてみましたが、ほとんど会社のせいという内容になってしまいました。

しかし、企業は仕組みによって人を動かすべきです。会社が作った仕組みのうえで社員が間違いを犯すならそれは仕組みが間違っているはずです。

最重要は打ち上げやすい環境を作る、すなわちコミュニケーションであると思います。会社と従業員が十分にコミュニケーションをとりノルマばかりに縛られなければ残業もなくなるでしょう。

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