【実話】仮想通貨で億り人となったA君のその後。博打で当てても幸せになることは難しいという話。

投資

2017年に大高騰した仮想通貨。

それまで投資などに興味がなかった普通の人で、大金を手にした人もいます。資産1億円を超える「億り人」と呼ばれる人たちも誕生しました。

短期間で大金を得た人がその後どうなったか気になりませんか?

私の友人で仮想通貨で億り人となった人がいます。

私は、仮想通貨で大儲けした億り人がその後どうなっていくかをリアルタイムで目撃したのです。

今回は彼が億を掴むまでと、その後についてお話します。

A君が「億り人」となるまでの経緯

仮想通貨との出会い

A君は普通のサラリーマンです。仮想通貨の前までは、FXや株を少しかじる程度だったと思います。金融全般に対する知識も他の周りの友人と比較すると多かったです。私もそういったことには興味があったので、会えばよく株とかFXの話をしていました。

2016年に仮想通貨に投資しているという話を聞きました。

仮想通貨自体はビットコインが2009年にできたものでその時に知っているというのはそんなに珍しい話ではありません。私はA君に仮想通貨の話を聞いて初めてその存在を知りました。

私自身もその影響で仮想通貨を持つことになるんですが、A君は何倍もスケールが大きかったです。

A君はあるアルトコインを押しており、そのコイン関連のコミュニティに所属しているようでした。

そのコミュニティでは、○○月に○○の発表があり、コインの価格があがる!などという情報を流しているらしく、A君も信頼し、コインを所持していました。

持っていたのはそのコインだけではなかったと思います。具体的にどのコインをいくら分所持していたのかはわかりません。しかし、それなりの金額を投じていたはずです。

仮想通貨バブル到来!

2017年末に仮想通貨のバブルが来ました。ビットコイン価格が100万円を超えたあたりから上昇が止まらなくなり、ビットコインだけでなくメジャーアルトも軒並み大高騰しました。

A君が持っていたアルトコインも大高騰。その時含み益はかなりの金額になっていたはずです

その後、仮想通貨のバブルは数ヶ月で落ち着きます。ビットコインも2017年11月末に100万円を超えると、そこから2週間たたずに過去最高値の230万円となりました。しかし、12月後半には価格が下がりはじめ、2018年の頭から丸1年以上価格が下がり続けました。

A君はこの仮想通貨バブルで何割かは、コインを現金に変え利確したと言っていました。それが何%なのかは分かりません。

そして、、、資産が億に到達したと言っていました。このとき現金化していない仮想通貨の評価額も含んで億に到達したという話でした。なので正確には、その後の価格の下落で億を割っていたかもしれません。

しかし、一時的にでもA君が億を手にしたことは事実です。

彼も私と同年代のアラサーのサラリーマンです。これくらいの年齢でそんな金額を手にできるというのは普通ではありません。

スポーツ選手か、起業するか、宝くじを当てるか、犯罪に手を染めるか。何か特別なことをしていないとまず無理です。

普通のサラリーマンでありながら超短期間で富裕層となったA君、その後はどうなっていったのでしょうか。。。

億り人となったA君の変化

実はそれほど変わらない

驚くことにA君は、大金を手にしてもそれほど変わりませんでした。普通にサラリーマンを続けていました。

最も変わりそうなのは金遣いですが、それも自分が見ている限り大きな変化はありませんでした。

宝くじをあてた人が、浪費ですぐに使い切ってしまい、一度贅沢を知っているので余計につらいという話は聞いたことがあります。しかし、A君はそんな傾向は見られませんでした。

A君は元々浪費家ではなく、派手に遊んだり高級品に興味がある感じはしませんでした。

頭がよかったので、そんなことをしたらすぐにお金がなくなるというのをわかっていたのかもしれません。

またA君が投資をしていたというのも変わらなかった要因の一つだったと思います。投資に興味を持つ人は大金を手にしたとき浪費よりも、より利回りの良い投資を探します。

自分が今1億円を渡されてもそう考えると思います。

自分の選択に自信があるように見えた

これは大金を手にしたことによる変化ではないかもしれませんが、A君は達観したところはありました。お金持ちの余裕というか。

いろいろと投資のことをわかっており、自分の選択に自信があるように見えました。

その後もいろんな投資を行う

金遣いは荒くならなかったA君ですが、投資はいくつも行っていました。

別のコインへの投資、不動産投資、人づてにきたよく分からない投資、、、

正直自分から見ても、大丈夫か?と思うようなものが多かったです。

そして、それぞれの投資金額がでかい

富裕層であることを考えれば自然な額だったかもしれません。

消費の額は大きくはならなかったですが、投資の額は資産に比例して大きくなった感じです。

次々に投資で損をする

その後も、こういったコインに投資した、とか、こういった商品を買った、という話を聞いていました。

しかし、そのコインもほとんどは暴落していました。そもそも2018年以降価格が上がったコインなんてそんなにありません。ほとんどは低迷していると思います。

極めつけは手を出した投資商品に詐欺のものがあり、かなり高額の被害が出たという話も友人つてに聞きました。

A君が具体的にどの商品にいくら投資して、いくらの損を出したのかはわかりません。

しかし、仮想通貨で儲けた資産のほとんどを失ったか、下手をすれば借金を背負っているかもしれません。

A君が仮想通貨バブルで手にした資産は文字通りはじけてしまいました。

博打で当ててもその後、継続することは難しい

A君を見ていてすごくそう思いました。A君の儲けたパターンは積み重ねによるものではありません。

事業で設ける人も投資で成功する人も、最初は何度も失敗して大金を掴むといいます。

サラリーマンで資産を築く人だって、毎日仕事に追われ、月々貯金を捻出して大金を築きます。

でも、A君の場合はそうではありません。

A君の主観で見れば、コインの価格があがることを見越して投資し、見事に当ててみせたんだ!となるかもしれません。

しかし、起こったことは、ある仮想通貨を持っていたら価格がどんどんあがっていき、大金になっていた。

この当て方ってどちらかというと宝くじなどの当たり方に近いです。自分の努力や積み重ねによるものとは言い難いです。

仮想通貨で儲けた人が失敗する理由

A君のパターンから、考察してみました。

自分の能力を過信してしまう

仮想通貨で当てた人の中には、投資家でもないいわゆる普通の人というのも多くいました。

こうした人たちは、投資の失敗の経験がほとんど無いです。下手するとそれまで投資に興味がなかったのにビギナーズラックでいきなり仮想通貨であてたのかもしれません。

失敗がほとんどないのに、ある日突然大きすぎる成功を掴んでしまった。

本来、努力してきた投資家は何度も損切りを繰り返し、やっと勝てる方法を見つけ出して資産を築いています。

しかし、仮想通貨で当てた普通の人たちは、失敗の経験もほとんどないまま大成功してしまっています。

これが、宝くじであれば、完全に運がよかっただけと考えることもできたかもしれません。宝くじを当てたのは自分の実力であるとは考えにくいです。

このお金には手をつけずにおこう、いままで通りの生活を続けよう、家とかまとまったものを購入してそれ以外はこれまでどおり暮らそう。となる人もいると思います。

しかし、仮想通貨は投資です。自分で考え、投資対象、投資金額を決め、損切り利確のタイミングも自分で決めています。この成功体験は自分の能力を錯覚させてしまいます。

怪しい話を信じやすくなる

そもそも仮想通貨自体がとても怪しいです。価値なんてない、なんて言われてたりもしてます。よっぽど仮想通貨か金融自体に詳しい人ならいいですが、一般人でそれに流される時点で結構危険です。(これ自分自信へのメッセージでもあります。笑)

A君は仮想通貨系のコミュニティで情報を得ていました。A君が具体的になんていうコミュニティでなんという人から情報を得ていたのかは分かりません。

私もネット上で仮想通貨系のコミュニティは覗いたことはありますが結構胡散臭いです。

特定の通貨を推しているものだと。

  • ○○がUSDにとって変わり世界の基軸通貨になる!
  • ○○年前のなんたらで、○○の登場は予言されていた!
  • ○○を持っている人は幸福になることが約束されている

など。ちょっと宗教染みた発信をしていることもあります。

しかし、一度当ててしまうと疑問を持たなくなるんでしょう。だってその通り動いて成功したんだから。普通の人は信じないだろうけど、世の中にはおいしい話はあるんだ!と思ったって不思議じゃありません。

またコミュニティ内でかなり信頼できる人もいたんじゃないかと思います。一度その人の言うことを聞いて成功すると、次からも信頼するようになります。

自分の選択に自信があり、怪しい話を信じる。さらに信頼する人からの情報である。

こういった条件が揃うと不味いです。

実際A君は、正直それ大丈夫なの?というものに投資をして騙されました。

プロスポーツ選手も引退後、破産することが多い

スポーツ選手も若いうちの数年から十年の短期間で大金を手にすることが多く、その間お金の勉強をすることは少ないです。そういった点では仮想通貨や宝くじであてる人に似ている部分があります。

NBAを引退→5年以内に60%が破産
ツイート 米国Mint.comのブログ(※)にて、こわーい統計が表示されていたので思わずご紹介します。米国のプロスポーツ選手は桁違いの年俸で知られるところでして、その平均値を取ると   バスケ(NBA)での平均的キャリア...

かなり前の記事ですが、NBAを引退した5年以内に60%が自己破産してしまうとのことです。

原因の中に悪い投資話に乗ってしまう、ということもあるようです。

なぜメジャーリーガーは引退後5年で8割「自己破産」するのか(長谷川 高) @moneygendai
投資やビジネスにおいて「逆張り」の考え方は重要だ。不動産コンサルタントの長谷川高氏は、プロスポーツ選手の多くが引退後に自己破産している事実を指摘。投資で人生を棒に振らないための「2つの教訓」とは一体?

こちらの記事ではメジャーリーガーは引退後5年で8割元NFL(全米プロアメリカンフットボールリーグ)のプレーヤーの約78%サッカー元プレミアリーグのおよそ5人に3人現役引退後に自己破産と記載されています。

私は、こういった話を聞くにつけ、有名スポーツ選手には、ある種独特の共通の思考があるように感じます。
それは「自分は特別な存在だ」という思いです。

(中略)

「投資に成功する」ことと「特別な存在」であることは、本来何の関係もありません。
彼らのもとに、仮に周りから「おいしい投資話」が来たとき、彼らはきっとこのように思うでしょう。
「(自分が特別な存在だから)こんな(特別な)もうかるおいしい投資話が来るんだろう。ありがたい!」と。

仮想通貨で儲けた人もこういった発想になってもおかしくないと思います。

退職金でいきなり投資を始めた人も失敗しやすいと言います。

普通の人が身分不相応なお金で投資をしようとすると、失敗しやすいんです。

結論 仮想通貨で当ててもその後、資産を守ることは難しい

私が見たのはA君の一例です。

宝くじやギャンブルであてても、その後うまくいく可能性は低い

これは誰しも一度は聞いたことがあることだと思います。

私はA君の経緯を見て、本当にこの言葉の通りなんだなとおもいました。

もとから金融や仮想通貨に詳しく、資産を築いた人たちは今でもお金持ちであることは十分にありえるでしょう。

しかし、普通の人で億り人となった方たちって、今現在はどうなってるんでしょうね。

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