就活で内定を複数とれたけど、片方の内定は辞退したい!
けれど、内定辞退って怖い。企業に何を言われるか分からないし、、
そもそも内定辞退してもいいんだろうか。
そんな悩みを抱えている学生さんは多いんじゃないでしょうか。
日本の就活のシステムは、内定を持たない学生の立場は非常に弱いです。
内定を持ち、初めて企業を選ぶことができ、対等になることができます。
確実に内定を得て露頭に迷わないために、滑り止めは不可欠といえます。
しかし、内定を複数もっている場合、必ず辞退しなければなりません。
学生にとって内定を辞退するというのはすごく怖いし、勇気のいるものだと思います。
何故不安になるかというと、それはみなさんがまだ会社に入ったことがないからです!
学生から見ると会社ってどんなものなのか分からないし、何を考えているかわかりません。
私も学生の頃、内定辞退の経験がありますが、とても不安でした。
でも会社に入ったからわかることもたくさんあります。
社会人となった身から内定辞退について解説したいと思います。
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内定は辞退していいです。労働契約は解約できる。

そもそも内定とは
内定とは新たに労働者を採用する際に勤務が始まる前から入社の約束をすることです。
一般に「内定」とは、学生が企業から「採用通知」という書面を受け取り、学生が企業に「入社承諾書」を提出することによって相互に意思確認をし、労働契約が成立した状態のことを言います。
リクナビ https://job.rikunabi.com/contents/start/5014/
内定も正社員と同じく労働契約にあたります。
内々定というものもありますが、内々定は労働契約にはあたりません。
内定を出す(労働契約を結ぶ)という口約束のようなものです。
内定を辞退してもいい理由は法律で定められているから
労働契約を契約していても、労働者側から2周間前に申し出れば解約できると定められています。
会社や大学のルールよりも法律のほうが優先されます。内定承諾書を提出していたとしても、法律で定められている以上、内定辞退に問題はありません。
内定を辞退してはいけないと思われている理由は、企業の圧力によるもの
職業選択の自由は憲法で守らており、労働契約の解約も法律で定められている。
この時点で悩むことはないように思えますが、内定辞退ってすごく大それたことに思えますよね。
それは企業が暗黙のルールを敷いているからです。
簡単に内定を辞退されては企業としては不都合です。
就活生 「内定は辞退してもいいものなんでしょうか?」
企業 「内定に法的拘束力はないのでどうぞご自由に辞退ください」
こんな説明してしまえば、簡単に辞退されてしまい人数が確保できなくなってしまいます。
そのためあの手この手で内定は辞退してはいけないものだという刷り込みを行おうとしています。
- 推薦制度で内定を約束させる代わりに辞退は禁止
- 面接で志望順位を言わせる
- 内定承諾書にサインさせる
- 内定者同士や先輩社員との親睦会を開く
などなど、もちろん内定辞退をしないようにという理由だけではありませんが、内定辞退を防ごうと考えているのは間違いありません。
面接で志望順位を尋ねられた際、第一志望と言わない限りほぼ受かることはありません。
第一志望と伝えた会社を内定辞退するのは矛盾しています。そのため第一志望と言ってしまった手前辞退しづらい、、、という状況が発生してしまいます。
このようにルール上は守る必要がないのに、何故か守らなくてはいけないというものは会社に入ってからもたくさんあります。
逆もまた然りで、ルール上守らなくてはいけないのに、誰ひとり守っていない。も大量にあります。
日本人は空気を読む、周りに流されるという特性が強いので、こういったことが頻繁に発生します。
暗黙のルールで回っているといっても過言ではありません。
内定辞退のステップは1.電話 2.メール

社会人の身から、正しい内定辞退の方法を解説します。
私自身内定辞退の経験があります。その後会社に入り社会人の経験もあるため、人事から見てどのように連絡を貰えるのがベストかということも分かります。
基本的なステップとしては以下の2つです。
- 電話で内定辞退の連絡をする
- メールでも内定辞退の連絡を入れる(必須ではない)
選択肢として考えられるのは 電話・メール・手紙・直接会いに行く
の4つかと思いますが、電話→メールが最も確実で丁寧です。
企業からすると早く連絡をもらえることが一番助かります。
早く連絡をくれれば、追加の募集をかけるなど次の行動も早めに起こせます。しかし、入社式直前ではどうしようもありません。
また自分の言葉で伝えられるというのも利点です。メールのみだとどうしても機械的というか一方的になりやすいです。実際に自分の言葉で伝えるほうが伝わりやすいです。
内定辞退の電話のかけ方

勇気がいると思いますが、頑張りましょう。
例としては以下のような感じです。コツとしてはなるべく早い段階で結論を言ってしまうことです。
あなた:お世話になっております。御社に内定をいただいている□□大学の〇〇と申します。採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
担当に変わる
担当:はい、採用担当の△△です。
あなた:お世話になっております。□□大学の〇〇です。実はせっかく内定をいただいたのですが、辞退させていただきたく電話致しました。
このように電話の趣旨、結論を最初に言ってしまいましょう。
ここまで言えたらあとは野となれ山となれです。
すんなり「分かりました。」と受け入れてくれる場合もあるでしょうし、内定辞退の理由、どの会社を優先したのかを問われることもあります。
特に抵抗がなければ答え、答えたくないものは答えない、でいいと思います。
結論さえ伝えてしまえば後はどうにでもなります。きついですけど耐えましょう。
それに採用担当も慣れているはずです。内定者から電話がかかってきた時点で内定辞退だと読めている可能性も高いでしょう。
最初に結論を言ってしまえばあとは耐えるだけです。
内定辞退のメールの送り方

内定辞退の交渉としてはまず間違いなく、電話で決着が着きます。
採用担当と電話が繋がり、辞退するということが了承してもらえたのなら、送らなくても大丈夫でしょう。
採用担当とつながらない場合はメールで辞退を伝えることになります。
メールの利点としては証拠が残ることです。内定辞退の連絡がしっかり伝わらなかった、なんてことはありえないと思います。
しかし、会社で口頭だけのやりとりって結構危険なんです。採用担当者と電話がつながったとしても、しっかり伝わったか不安を感じるようでしたら、メールを送るようにしましょう。
内定辞退のメールは以下のような感じです。
メールも電話同様、結論を早めに言いましょう。
件名:内定辞退のご連絡 〇〇 〇〇(名前)
株式会社◎◎
採用担当 △△様
お世話になっております。□□大学の〇〇です。
さきほど電話でも連絡させていただきました。
大変心苦しいのですが、内定を辞退させていただきます。
内定辞退の理由を述べる
例:別の企業の先行も進んでおり、そちらからも内定をいただくことができました。自分のキャリアについて考えた結果、そちらの企業に縁を感じ選択しました。
謝罪の言葉を述べる
例:貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、このようなお返事となり、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げる次第です。
□□大学
学部 学科
〇〇 〇〇
件名で内定を辞退するという結論を伝え、本文の最初でも結論を伝えます。
あとの内定辞退の理由や謝罪の言葉はそれほど重要ではありません。
メールとして、短すぎたり端的過ぎると印象がよくないので、悪い印象を与えないように書くといった程度のものです。
なぜ結論を早めにもってくるかというと、メールの文章全てがしっかり読まれる可能性は少ないからです。
社会人は他の仕事で忙しい上、毎日何十通というメールが入ってきます。
読むだけでも大変です。メール1通1通をしっかり読むなんてことはほぼありえないです。
複雑な内容や分かりづらい内容だと後回しにされますし、最悪の場合埋もれてしまい読まれない可能性もあります。
したがって、メールは結論から述べて、誤って受け取られないように書くことが重要です。
内定辞退はいつまでにすべき?(追記:2020年5月7日)
内定の辞退は、その企業に行かないことが確定次第、すぐに伝えるようにしましょう。
企業からすると、とにかく早く連絡を貰えるのがベストです。
基本的に内定辞退に関わらず、ビジネスにおいては早く連絡することが重要です。これは特に悪い連絡ほど当てはまります。
内定辞退はもちろん悪い連絡に当たります。
12月に内定辞退の連絡が来た場合と、3月に内定辞退が来た場合を考えてみましょう。
12月に辞退の連絡が来た場合、不足分を追加募集をかけるのか、このままいくのかを検討することができます。4月までの残り時間が長い分、選択肢が増えます。
一方3月に連絡が来て、もし予定の人数に足りないとなった場合、どうしようもありません。
会社の仕事は様々な部署や人が関わり、計画にそって遂行されます。
あなたが、プロジェクト全体を管理する人であったとしましょう。
期限間近になって、誰かが「全然できてません!」なんて報告を上げてきたことを考えてみてください。
もうどうしようもないですよね?
早めに連絡してあげたほうがいい、という理由はこういうことです。
そのため、キープする内定もなるべく1社にしてあげたほうがいいです。
受験とは違いますので、滑り止めを何社も持つのはやめましょう。今決められないものは何ヶ月経っても決められません。すぐに決断しましょう。
滑り止めは1社にし、第一志望から内定が出たらすぐに辞退する。
これを守りましょう。
内定辞退を引き止められたらどうする?
内定辞退を引き止められた場合についてお話します。
辞退する会社に行く意思が全くない場合はキッパリ断りましょう。
直接会って話したい、会社に一度出向いて説明してほしいと要求される場合もあるかもしれません。
しかし、基本的には直接会うのは断りましょう。結論が出ているのに直接会ったり、打ち合わせの場を設けるのは無駄です。
会社に入ってからも、やらないことを告げるのはメールか電話1本です。計画中止の打ち合わせをするほうが不自然です。
そもそも企業は、入社試験で不採用の学生に対して不採用を通知するメールを1通送って終わりです。学生だってそれでいいんです。企業に対して内定を断る際に、そのための場を設けたりわざわざ会社に足を運ぶ必要はありません。
電話等でどうしてもしつこい場合は、
「一度考えさせてください。」と言って電話を切りましょう。
後日メールで「考えましたがやはり辞退させていただきます。」と送り、一方的に切ってしまえばいいです。
一度自分の口で伝えられていれば、以降は無理して電話し続ける必要もないです。
内定辞退から楽に逃げる方法 退職代行を使おう
内定辞退の方法を解説しましたが、それでも内定辞退が億劫だという人はいるでしょう。
そんな方のために内定辞退を代行してくれるサービスもあります。
最近退職代行サービスが流行っていますが、内定辞退の代行を引き受けてくれるサービスもあるんです。
退職代行よりもリーズナブルです。
どうしても自分で辞退することが嫌だという方はこういったサービスを使うのもいいと思います。
内定辞退代行の良い点は、辞退の相手がほとんど関わりのない人達という点です。
退職代行の場合、退職を伝えるのは昨日まで一緒に働いていた上司です。そこから一緒に働いていた同僚にも話がいくでしょう。
一緒に働いていた上司に、第三者の退職代行から連絡が行くというのは、抵抗がある人もいると思います。職場でその話題を話されるのもちょっと嫌ですよね。
しかし、内定辞退の代行の場合、伝わるのはほぼ他人です。その後その企業と関わることもほぼないです。
企業の採用担当としても、そこまで関わりのない内定者の悪評をたてたり、社内での話の種にはできません。
最近はこんな学生もいるんだな、と思われるぐらいです。
そのため、悩む必要もありません。早めに決断して、残り少ない貴重な学生生活に集中するのがベストです。
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